http://www5e.biglobe.ne.jp/~kutcheri/インド舞踊家の私のインドと日本での見たり、聞いたり、考えたり

by kuchipudi-keiko

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私は、インドでも日本でもなるべく多くの公演を観るように心掛けています

秋の季節は、ここ日本ではチェンナイのディッセンバーシーズンのようなもので

そこらじゅうで、インド舞踊や音楽に親しむ機会があります

あまりに多すぎて、行こうと思っていたものの半分も行けないのが残念ですが。。。。。


さて、たまに自分が踊る立場でなく、いちオーディエンスとして舞台を拝見すると

改めて色々な事を感じます


やはり「いきいきとエナジティック」に踊っている方が素敵だったなぁと印象に残ります

もちろん、ダンスの技術面で上手いとか下手とかは大事なのですが

それにプラスして、ダンサーのアートに対する現在のモチベーションの高さが

とても重要だと思いました


そして、それが観ているものの心に響く根源なのだと確信します

人によっては、それを「いきおい」だったり「ダンサーの旬」として捉えることでしょう

また、人によっては「踊りの深み」と感じるかもしれません


どれだけ、どの様に、このインドの芸術を愛しているか

インド舞踊家としてどのようにインドと繋がっているか

そのダンサーの気持ちや行為が、モチベーションをぐっとあげます



インドの古典舞踊はそんなにたやすく習得できるものではありません

私も20年以上携わっておりますが、やればやるほど

学ばなければいけない事が増えてきます


でも、それをどんどんこなしていく事が、私自身の踊りに対するモチベーションになっています

色々な困難も「発見し、稽古し、習得し、また発見する」スパイスなのだとわたしは感じています


どんな時でも、どんなところでも、どんな状況でも

自らを開放して「フルエナジー」で踊りたい、そのようにあらためて強く思いました
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by kuchipudi-keiko | 2013-09-30 10:57 | Trackback

古典の心得

キショール先生のところの子供は、まだ踊りは習っていません

いまは南インド古典声楽を習っています

もちろん、のちのち習う踊りのためというのもあるのですが

まずは、古典声楽を習うことで、「座る、待つ」といった辛抱を教えるのだと、ワイフのワニが言っていました

若いのにやる~う!!とわたしはその時感心したのですが


そうなのですよね

例えばインドで外人がぱっときて「お金払うんだから、私の好きな時間に来て、あの曲教えて」なんて先生にいってしまった日には、まぁおしまいです、いろいろな意味で


キショール先生の振り付けは他のインディペンデントのクチプディアーティストもみな欲しがるのですが、いくらお金を積まれても、先生は納得しない人には教えません

まず、やはり古典は「心得」から入らなくてはいけません

「心得」が自然にわかるような頃には、踊りの基本も自然と身についてくるものです

そうすると、変な言動は慎むようになります


これは本当なのですよ
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by kuchipudi-keiko | 2011-11-04 14:29 | インド舞踊 | Trackback

インド舞踊考

この間、たまたまお目にかかった他のインド舞踊の先生のディサイプルの方から
質問を受けました

お話しを要約すると
「私がなかなか上手に踊れないのは
小さいころから他の踊りなどをやっていなかったからだ・・・
とよく言われるのですが、そうなのでしょうか?」

という事

うーーん、踊りを拝見した事がないし、一概にはそうであるとか、そうでないとかは言えないお話ですよね

例えば、小さい頃からバレエなどを勉強していれば
股関節の可動範囲などは広いであろうとか、想像はできますけれども

基本、踊りにはその踊り特有に多用している身体の箇所があって
それによって、身体の筋肉のつき方が違ってきます

ですから、一般の習い事程度の水準でいうなら
もちろん、何らかの形で身体をトレーニングしていた人の方が
動きのコツをつかむ事も容易であろうと思うのですが
それらのトレーニングが直接インド舞踊の身体の使い方とリンクするかどうかは疑問です


インド舞踊には
独自の身体の使い方がたくさんあります


また、それはたくさんあるインド舞踊の種類によっても
その種類の中の流派、もちろん教える先生によっても、違いがあります


先生はその生徒さんの段階にあわせて
踊りをコレクトするときに注意をするべき項目というのを
重要な順番にチョイスして、徐々に教えていらっしゃると思います

その人その人で、時間はかかっても
身体の使い方のコツの習得や身体そのものの運動能力などは上達していくと思います


その生徒さんの質問に答えになるような形で…
もし私がひとつだけダンサーとしてもちうるべき才能をあげるとしたら
多分…音楽的才能をあげると思います

もっと具体的にいうならば「リズムのセンス」

鈴を足にまとって大地をスタンプして踊るインド舞踊家は
オーケストラの一部でもあります

簡単そうに踊っているフットワークは
技術と鍛練の必要な複雑なリズムの構成でできている事が多くあります

手の出し方や足の運びなどは
その流派やダンサーによっても変化していきます
ですから、この形が絶対であるということはなかなか言うことができません

一方、それに対して踊る上での絶対必須条件、ダンスを踊る時に必ず守られていなければいけない規則が「ターラム(リズム)」です

ですのでやはりダンサーとして「リズムのセンス」は最重要であると感じるのです



まずはターラムの粋を体感し理解する為にも、そして踊りを楽しく踊れるようになる為にも
音楽(私達の場合は特に南インド音楽)をたくさん聞かれた方がよいと思います

音楽に聴きいっているうちに、宇宙の鼓動とシンクロする感覚を感じる事があるかも知れないですよね
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by kuchipudi-keiko | 2010-10-20 10:53 | インド舞踊 | Trackback
私が、インド舞踊を始めたのは結構遅くて20代半ばでした

最初、バラタナティヤムを日本で習い、
ほどなくして、インド旅行で魂をグッと掴まれた芸術「クチプディ」を本格的に習う為に
インドに渡りました

私のインドの最初の先生は1日中クラスをとっていらっしゃる先生で
私は師匠の家に住み込ませていただいて(個人、グループあわせて)毎日、約5~6時間の練習と
ご飯とカッチェリと寝る時間を除いたら、他のダンサーの練習を見学させていただたり
部屋でノートをおこしたりと、ともかく踊り漬けの忙しくもハッピーな毎日をすごしていました


そんな私がカッチェリ(コンサートの事)に行って、うちに戻ってくると
必ず師匠が聞きます

「どうだった?」


何かちゃんとした事を言わなくてはいけません(と、なぜか勝手に思っていました)

私は日本からインドにダンス留学わざわざしているわけなのですから


「えーーーっとぉ」

「ん?何のアイテムやったの?」

「えっと、バルナムとぉ、ティラーナと。。。ムニャムニャ」

「何のバルナム?ラーガは?ターラは?」

「あの。。ラーガはわからないですが」

「歌ってみて♪」

(ラーガも知らない人に無理いわないでくらさい。。。。)

「もしかして、これ?これ?」といって色々な曲のパッラビを歌いはじめる師匠

(あ。。。。あ。。そうかも。。知れないし、違うかも。。。。。です)



師匠というものは、生徒のレベルはわざわざ言わなくてもわかっているものです

何だか全部あやふやで、ともかく眼をまんまるくしてコンサートを観ていただろう私に師匠は言いました



「で、カッチェリどうだったの?」

(ここです。何か言わなくては!!)

「あの、アラマンディーが綺麗でないし、アビナヤもいまいちだと思いました」

(言いましたよ~とりあえず知っているワードつかって・・・・・何とか)

実際の話、どの曲をやっているかもわからないのにアビナヤがどうのこうのなんて
おはずかしいお話です。。。トホホ

使用されているハスタ(手の形)から内容を瞬時にくんでいく事も
初心者にはとても難しい事です


優しい師匠は一生けんめいに何か言おうとしている私のプライドを傷つけないように言いました

「で、踊りは楽しかったの?」

「ま、楽しかったですけれどもぉ~」

何となく不満そうなわたしの顔を見て師匠は言いました

「踊り好きなの?」

「も、もちろん、好きです!!」

「だったら、踊りを楽しみなさい」

「ダンサーの踊りがいけていないのなら、音楽を愉しみなさい。

 オーケストラもだめだったらダンサーのコスチュームやオーナメントを愛でなさい。

      それもダメだったら、さっさと家に帰ってきなさい」


師匠は最後に私の眼を見て、微笑みながらもう一度言いました



「踊りを楽しみなさい。それが重要」




はぁ~

ツキモノが落ちました☆☆★☆


全くあたりまえの、自分とアートの間によい関係性を築く時の大原則ですね


今でも、時にとっても一生懸命になりすぎて、何かを忘れそうになった時
必ずあの日に戻って師匠からいただいた言葉を思いかえすように心がけています
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by kuchipudi-keiko | 2010-10-01 10:16 | インド舞踊 | Trackback
インド古典舞踊家(クーリヤッタム・ナンギャルクートゥー・モヒニヤッタム)の入野智江ターラさまよりご案内いただきました

南インド古典舞踊「モヒニヤッタム」のWSと公演のお知らせです

ご興味の方は、お出かけになられてはいかがかしら


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日本・ケーララ青少年文化交流2010

2010年9月1日(水)
「ケーララの古典舞踊モヒニヤッタムと日本の青少年によるコンサート」
18:30開演(30分前開場)
会場/北沢タウンホール(京王井の頭線・小田急線下北沢駅南口より徒歩5分)
入場料/990円
~プログラム~
<第1部 日本の青少年によるコンサート>
ピアノやヴィオリンの演奏
<第2部 南インド・ケーララの古典舞踊「モヒニヤッタム」>
出演/ナタナカイシキ舞踊研究所
<第3部 日本の青少年によるコンサート>
尺八やクラリネットの演奏
問い合せ/JMLセミナー入野義朗音楽研究所 高橋冽子
Tel:03-3323-0646 携帯:090-8443-8062 Fax:03-3325-5468(24h可)
E-mail:jml-irinopz@nyc.odn.ne.jp
主催/JMLセミナー入野義朗音楽研究所 実行委員会 後援/在日インド大使館

2010年9月2日(木)
「南インド・ケーララの伝統舞踊の精華 モヒニヤッタム」
19:00開演(30分前開場)
会場/深川江戸資料館 小劇場(大江戸線・半蔵門線「清澄白河駅」下車徒歩
3分)
出演団体/ナタナカイシキ舞踊研究所
演出・振付/グル・ニルマラ・パニッカル
出演/スダルマ・エンブランディリ、サンドラ・ピシャロディ、ウマーデー
ヴィ・アニマンガラム
入場料(全席自由)/前売2000円、当日:2500円 学生前売1300円、学生当日
1500円
予約・問い合わせ/マルメロ Tel:03-5627-7583、Fax:03-5627-7584、
E- mail:marmeloyama★gmail.com(★を@にかえてください)
主催/マルメロ
招聘/JMLセミナー入野義朗音楽研究所 高橋冽子
後援:インド大使館、(財)日印協会
協力:アビナヤラボ、クーリヤッタム日本上演委員会、(財)現代人形劇セン
ター、バリ芸能研究会 ほか


レクチャー・デモンストレーション・ワークショップ
2010年8月28日(土)15:00~18:00
2010年8月29日(日)9:00~12:00
デモンストレーションをしながらのモヒニヤッタムの世界観や基本の動きなど
のレクチャー、そして参加者もモヒニヤッタムの動きを体験できるようなワー
クショップを予定しています。
1日だけでも、連続受講も可能です。
指導/グル・ニルマラ・パニッカル 他
会場/スタジオ・ムービングアース(豪徳寺駅徒歩7分)
受講参加費/1日3500円、2日通し6000円 見学のみ・・・1日2000円、2日通し
3500円
予約・問い合わせ/マルメロ Tel:03-5627-7583、Fax:03-5627-7584、E-
mail:marmeloyama★gmail.com(★を@にかえてください)

ニルマラ先生の「モヒニヤッタム」ワークショップ
2010年8月30日(月)・31日(火) 19:00~21:00  <グループレッスン>
ニルマラ先生にモヒニヤッタムのレッスンをしていただきます。
ある程度の予備知識のある方に特にお勧めします。
受講料/1回/3000円 2回/5400円 どちらの日でも1回のみの受講可
会場/JMLセミナー入野義朗音楽研究所(予定)
詳細はJMLセミナーまでお問い合わせください。
TEL:03-3323-0646, 090-8443-8062, FAX:03-3325-5468
E-mail: jml-irinopz★nyc.odn.ne.jp(★を@にかえてください)
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by kuchipudi-keiko | 2010-08-15 00:17 | インド舞踊公演情報 | Trackback
はい、お早うございます

今日はグーッと昇ってくる真っ赤な陽の出を見ました

スッキリ~♪

これから、ギリヴァーラムのヴィデオでもみるつもり


ともかく
本日、夜7時半から武蔵境のスイングホールでお待ちいたしておりますわ

ご来場くださる方はもちろんですけれども
メールをくださった方々

スタッフの皆様

そして、柳田紀美子先生

遠くからブログを見てくださっている皆様

これも何かのご縁です

皆にシヴァのご加護がありますように


オームナマシヴァーヤ!!
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by kuchipudi-keiko | 2010-06-10 06:45 | インド舞踊公演情報 | Trackback
この間レクチャーの中で歌舞伎の方が、若い娘の歩き方と
年配の方の歩き方というのをデモンストレーションされていた。

表現されたいろいろな動作の違いのその中で、一番印象に残ったのが「呼吸の使い方」の差異の部分。

普通、『舞』の場合は腹式呼吸で行うのだけれども(若い娘の場合はそうであるけれども)
年配の方を演じる場合は、胸までしか空気をいれないように(浅い呼吸)をするとおっしゃっていました。

少し話はずれるけれども、「呼吸の調節」ということであるならば、インド舞踊では役どころで胸の部分を大きく波立たせて、わざと荒だった呼吸を表現することがあります。

例えば『DURGA』のマヒシャとの戦闘シーン(で、マヒシャを仕留めるシーン)とか
例えば『NARASHIMHA』がHIRANYAKASHIPUを八つ裂きにするシーンとか

一方同じ戦闘シーンでも『RAMA』がラーヴァナと戦うシーンなどは
決して荒立たせた呼吸を表現したりはしません。


役どころによってやはり『呼吸の表現』も変わるわけなのです。

なるへそ!!
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by kuchipudi-keiko | 2010-06-07 04:28 | インド舞踊 | Trackback
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がんばれ!!インド舞踊家たち

ということで


当ブログ(印度無限大)では
いただいたインド舞踊の公演情報をおのせいたします

全世界、どこのプログラムでも結構です



掲載ご希望の方は
日時 場所 開演時間 出演者 チケット 詳細のリンク
などをお書き添えの上
kuchipudikeikoアットyahooドットco.jpまでコンタクトしてください

なお情報は、短く
そしてE-FLYERなどのビジュアルマテリアルが添付されていることが
良いかと思われます(添付ファイルはJPEGでお願いいたします)


                   印度無限大 管理人 kuchipudi-keiko
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by kuchipudi-keiko | 2010-05-10 08:32 | インド舞踊公演情報 | Trackback
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次回公演
インド古典舞踊公演「ジャスミンの夜vol.12-SHAKTI-」
演目を発表いたします
 
2009年7月19日(日)@武蔵野スイングホール
開場:午後6時 開演:午後6時30分
出演 バラタナティヤム:ダヤ・トミコ/タンマイ・ナティヤアラヤ 西部紗希
    クチプディ:渡辺桂子
チケット 前売り:3,800円 当日:4,300円


<演目>

ワニ パラーク(インヴォケーション アイテム)
          |
マラリ(ダヤ・トミコ&西部矢寿子 )
          |
ナテーシャ カウットワム(渡辺桂子)
          |
ダシャヴァターラ ヴァルナナ(ダヤ)
          |
ドゥルガー タランガ(桂子)

休憩(10分)

ヴェダレラ ウォイヤラルー(桂子)
          |
マタ・パラシャクティー(ダヤ)
          |
ティッラーナ(桂子)
          |
マンガラム(ダヤ・矢寿子・桂子)


見どころ満載、絶対お見逃しなく!!


チケットのご予約はこちらまで
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by kuchipudi-keiko | 2009-06-16 07:32 | インド舞踊公演情報 | Trackback
インド古典舞踊公演
「ジャスミンの夜 vol.11」
ー生命賛歌ー
のお知らせです。

今年はスペシャルゲストとして、京都より日印両国でインド古典舞踊家として、高い評価を得ていらっしゃるBHARATANATYAM(南インド古典舞踊)EXPONENTのダヤ トミコ先生をお招きしてお送りいたします。

私自身がダヤ先生の長年のファンなので、このように「ジャスミンの夜」でご一緒できることを心からうれしく、また「ジャスミンの夜」を誰よりも心待ちにしています。

ダンス練習生をはじめラシカーの皆様 
2つのインド古典舞踊(BHARATANATYAMとKUCHIPUDI)のスパークする夜
「ジャスミンの夜 vol.11」をどうぞ、おみのがしなきように!!

◆公演名 インド古典舞踊公演 「ジャスミンの夜 vol.11―生命賛歌―」

◆公演日時 2008年10月29日(水)

◆開場 午後7時 開演 午後7時30分

◆公演場所 武蔵野スイングホール 東京都武蔵野市境2-14-1 (JR中央線・武蔵境駅北口/西へ徒歩2分 北棟2F
℡:0422-54-1313

◆出演
SPECIAL GUEST 南インド古典舞踊家
BHARATANATYAM EXPONENT DAYA TOMIKO From Kyoto

南東インド古典舞踊家KUCHIPUDI ARTIST KEIKO WATANABE

◆料金 前売り3800円 当日4300円

◆主催 KUCHIPUDI KEIKO DANCE SCHOOL

◆後援 インド大使館 はるばる屋

◆チケットご予約
詳細はこちらから
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by kuchipudi-keiko | 2008-08-09 09:08 | インド舞踊公演情報 | Trackback