http://www5e.biglobe.ne.jp/~kutcheri/インド舞踊家の私のインドと日本での見たり、聞いたり、考えたり

by kuchipudi-keiko

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140522

私は気が向くと本棚のお気に入りの部分にある本を一冊てにとり

目をつぶってページをめくって

指でエイッとさすことにしている


本日はこの一節


たち方、座り方、歩き方、

同じ動作でも、役柄によって、

主人公の気持ちによって、

演じ分けなければなりません。

   
     終わりのない旅   吉田都  阪急コミュニケーションズ 52pより転載



インド舞踊家も舞台の上では、沢山の役柄を一人で踊り分けないければいけません

私は、まずは、演じるキャラクターをできるだけ深く観察することにしている

キャラクターが把握できない時や、神話の内容に疑問があるときは

どんなばかげたことでも師匠にきくことにしている


語ることのないダンサーの頭やハートの中にあるものは

必ずや踊りに転写されるのだから
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-22 21:36 | Trackback
インドにいると、何年たっても、感覚の違いや風習の違いに気付かされるということがあります


ある時、ダンスコスチュームのテーラーに行く道順を師匠と喋っていました

「この間、あそこのムスリムの通りをずーっとオートを拾おうと思って歩いていたら結局、CITIセンターまで歩いちゃった」

「交通量も多いし、道もよくないし、途中で足が痛くなっちゃった」

すると師匠は

「なぜ、ビーチロードを通らない?ケイコのステイしているところからだったら、それ一本で来れるし、なんたって必ずオート拾えるからね。これからはビーチロードにしなさい」

とのお言葉

私は、チェンナイのいたるところ,それなりに道順等は頭に入れているつもりなのですが

ダンスコスチュームに限った事でないけれども、ともかくインドでは、「この日のこの時間に」のように言っておいても、それまでに何回も行ってはっぱをかけたりしない限り、期日に仕上げてくれることは非常に稀だったりします

私などは、一か月以上前にオーダーして、何回も行くのが面倒なので、期日を大幅に過ぎてからテーラーに行ったら、まだ手もつけてくれていないことがありました

やるなインド、やはり一枚も二枚も上手です

そんな経験を生かして、今ではコスチュームオーダー、ピックアップを含めて、最低5回はテーラーに顔を出すことにしています

そんなに何回も通うのですから、あのテーラーにうちのステイしているところから行くなら、ビーチロードの方が、快適なことももちろん経験上心得ているわけで。。。。

でも、私にはその道をわざわざ使いたくない理由があったのでした

「嫌なの、あの道」

と私は言いました

「なぜ?」と師匠

「だって、あの道テーラーに行くまで必ず2,3台霊柩車に会うんだもん」

ところで、皆様インドの霊柩車?って見たことありますか

ま、人により色々なのがありますけど

一般的なのだと、木のタンカみたいな上に花に囲まれたご遺体がおかれていて、で霊柩車のおしりがあいているので、そこから中のご遺体が見えちゃうのです

日本人は霊柩車とかみると親指とか隠したりしません?

そんなわけで私は続けて師匠に言いました

「霊柩車をそんなにたくさん見る日なんてきっとバットラックなんだ!だからあの道は通らないの」

ふーーん、という目で私を見てから師匠は言いました

「インドではね、その反対。死を迎えて魂がこの肉体から解放されるということは吉祥なることで、それを見ることはむしろラッキーなことなんだよ」


おおおおーーーっ

そうきましたか

確かにそうかも。無事輪廻から解放されるかどうかは別として、そりゃそうですね~

いや、習慣というのはおそろしいもので、今までそんな事考えもいたりませんでした



ビーチロードをノロノロと走る前の霊柩車に

「今日、私これで3台目なんですよ!もう急いでるのにぃー」と乗っていたオートのおっちゃんに愚痴を言うと

「私なんか今日6台目」と言われました

私はその時(ありゃ、かわいそ)の顔をしましたが

もしかしたら、あの時おっちゃんは私にラッキーを自慢してたのかな?
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-20 10:15 | インディアンライフ | Trackback

140517

アメリカ様の戦争にも参加しますよ、ってことでしょ、安倍さん

なんで、この人が勝手に憲法の解釈を変えられるの?

安保条約はどうなるのよ?

安保条約自体がどうなのよ、なのにね


あんな、ピンポイントでお涙ちょうだい的説明されたってさ

だまされるひといるのかしら?

自分の国の人を守るってさ

それが武力の行使だったら

やっぱり人殺しなんだよ

ついでにアメリカの戦争にも進んで巻き込まれまーすってことなんだよ

戦争って、人だけでなく生きとし生けるものすべてを傷つける愚かな行為なのに


今、自衛隊に入っている人で、直接的に戦争に加担するという覚悟で入隊している人はどれくらいいるのかな?

今、子供がいる人やこれから産む人で、自分の子供が徴兵制で戦争に駆り出されてもいいと思っている人どれくらいいるの?

原爆落とされた日本人が

憲法9条は死守しなければいけないものなのに
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-17 09:31 | Trackback

140507

私は気が向くと本棚のお気に入りの部分にある本を一冊てにとり

目をつぶってページをめくって

指でエイッとさすことにしている


本日はこの一節



人間は死の恩恵なくして生きられません。

その下にひつぎが納められている教会の大理石の床の上を歩いた時のこと、

いったい私が死体を背負っているのか、

私が死体に背負われているのか、

いつの間にか分からなくなった。

そのような生と死の関係が私の舞踏の原点。


                     大野一雄 詩魂、空に舞う。 思潮社 144Pより
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-07 13:32 | Trackback
この間のマンダラでのインド独り舞ふという4デイズプログ

わたしは最終日のとりでの出演でしたが、最初から自分の出番まで皆様の踊りをカウンターの前で拝見しました

ほとんどの出演者が私と同世代の先生方の生徒さんたちのジェネレーション


出番の前にメイクやドレスで客席にいるのはどうかなと思ったのですが、そこは、許してってことで、自分の気持ちを最優先させていただきました

プログラムはこういう狭い空間でのチャレンジということで、先生が応援したい生徒さんもソロにチャレンジしていたんですよ

そんなわけで、カタックの敦子さんの小学生の生徒さんのレミちゃんも同じ日の出演

お母様に連れられて楽屋に入ってきた時から、ちょこちょこお話して拝見してたわけなのですが


カタックのソロで人前で踊るのは初めての経験だったのではないかな?

敦子先生にきれいに編み込みしてもらって

「緊張する」とかはっすることもなく、楽屋でもごく普通の感じだったレミちゃん

私たちには、せまーい舞台でも彼女には狭くない

マンダラいっぱいの沢山の大人のお客様に囲まれて

色々な色のライトを浴びて

くるくるって立派に踊りきって、沢山の拍手をもらっていた



フリーのオープンプログラムならともかく、チケットショーの舞台でどうなの?卵ちゃんが踊るって?と普通の人は思うかもしれないけど

私は生徒の踊りのクオリティーを最終的に先生が責任持つならよいと思います

応援したい才能ある後進には、誰かがこういう機会を作ってあげるのがとても必要だし



公演の前半が終わって、楽屋で踊り終えた彼女に「レミちゃんはバレエとかやってるよね?」と聞いたら、やはりそうだとのこと

「だよね~舞台であんなにくるくる綺麗に踊れないよ~」と言ったら

「いや、でも今日は少しバランスが?とかぐらっとなった」とか真顔でかえされました

「え、わからなかったよ、だってノーミスだったでしょ、とてもよかったよ」

「間違えたり、忘れたりしなかったでしょ~」と聞くと笑ってこっくりうなずいてくれました

お客様から大きな拍手もらったらうれしくて舞い上がってしまいそうなのに、意外にも冷静で客観的なお返事

小さいなりにも練習を重ねて、自分の中のベストの踊りのイメージがきちんと出来ているのですね

将来有望ですね!

そして、そういうチャンスをくださった先生やお母さんに感謝ですね~



大人だってほんの数か月インドで習って発表会させてもらったら、急に偉くなって、早速自分を見失ってすごいダンサーになったつもりの人もいるものね

自分の踊りの具合はいつも厳しく客観的にみれないとダメだよね

なぜならば。。。。。。

自分の生徒にも他のダンサーにも言っているけど

同じ板の上に立ったらみんな一緒だもの

あなたが、プロと言おうが、単なる趣味と言おうが

キャリアや出番の順番やフライヤーの写真の大きさや

アイテムの長さや

そんなもん、何も関係ない

ソロだとかグループダンスだとか

群舞で真ん中にたつとか後ろだとかどうでもいい

小さい公演でも大きな舞台でも関係ない

日本人だってインド人だって表現には関係ない

愚にもつかないプライドやわだかまりよりも表現者であることを、何より舞踊愛を優先すること


そして、人の前で踊るのなら、いつでも踊りに対する批評を真摯に受ける度量と覚悟を持つこと

最後に、何よりも公演があろうがなかろうが、毎日正しい練習を欠かさない事



私は日本人のインド舞踊家だから、今までもこれからもインド舞踊を愛するダンサーズの皆を応援していきたいと思っているんだ

こころから!


そういえば、わたしが踊り終えた後に彼女が私のところにきて目をまんまるくして口を手で押さえて「すごーーい!」といってくれたんですよ

うん、それがとってもうれしかったな
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-06 11:57 | インド舞踊 | Trackback
皆様ご存じ、京都の素晴らしいバラタナーティヤムアーティスト
ダヤ・トミコ先生より公演のお知らせを頂戴しました。

以下、詳細ご覧ください!


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STUDIO タンマイ50人劇場Stage28 素敵に仲間 パート19 「50人劇場 街へ出る!」
インド舞踊 ~古典&日本のうた・こころ

2014年5月18日(日)2回公演
会場:京都こども文化会館小ホール
開演:昼・14:00 夜・18:00
入場料金:2500円(中学生以下 1500円)
全自由席 要予約

出演:ダヤ・トミコ&サキ(ダンス) 松田美緒(うた) 渡辺亮(パーカッション)

詳細はhttp://dayaidance.web.fc2.com/(リンクコピペでとんでください)
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by kuchipudi-keiko | 2014-05-05 19:59 | インド舞踊公演情報 | Trackback