2008年 04月 13日
心に残るインド料理 その2
今は法律上なくなったとされるカースト制ですが、なくなったと申しますが、実際には、ブラーミン(ヒンドゥー教の司祭階級)とノンブラーミンに分かれるだけになったと思った方が、適切だと思います。
で、ブラーミンの人は、ノンブラーミンに比べて、ベジタリアンが多いです。
ベジタリアンなので、卵は食べなくても、チャイを作る時に不可欠なミルクは飲むので、ビーガンではありません。
ブラーミンの中でもいろいろいらっしゃるようで、料理を作る時にたくさんの量のスパイスを使用しない人達もいます。
最小限のスパイスで素材のうまみを最大限に引きだした料理。
私は今まで2回ほど、南インドでこの様なご飯をいただいたことがあります。
1回は、チェンナイのダンサーの家。
そして、もう1回は、ティルワンナマライ(タミールナドゥ州)のスッタナンダアシュラム内のスワミのお部屋でいただいいたお料理。これは、オリッサのシェフの手によって作られた料理だったのですが、いやー、絶品以上です。わたくしのこの乏しい文章表現能力では、到底説明不可能なお味なので、ごちゃごちゃ語ることは自粛させていただきますが。
ただ、日本の中には、スパイスがたくさん入っていれば、素晴らしいインド料理だと勘違いしている人も少なくないのでは、と思いまして。
「最小限のスパイスで素材のうまみを最大限に引きだした菜食インド料理」
これは、食べた者のSOULにダイレクトに響きます。
どんな感じか想像してみてくださいな。
by kuchipudi-keiko
| 2008-04-13 20:09
| インドメシ