http://www5e.biglobe.ne.jp/~kutcheri/インド舞踊家の私のインドと日本での見たり、聞いたり、考えたり

by kuchipudi-keiko

心を感じる

ある夜、インドで舞踊の公演を観ていたとき
そのダンサーの踊りから その方の踊りをするにあたっての指針のようなもの
がふっと伝わってきたことがありました。

踊りも素敵だったのですが
特にその方の踊りに対する姿勢のようなものが強く心に残りました。

舞台が跳ねた後、いっしょにいた他のインド舞踊家の友達と
「素敵だったね」と語り合いました。

するとその友達が
「もともとインド舞踊ってこういう風に踊られていたんじゃないかなぁって思ったよ」

と話し出しました。

そう、その通り!
私もその夜の公演を観ていて、全く同じことを感じていました。

数年後、実際にその素晴らしいダンサーの方にお会いしてお話を伺っていたら
『昔、インド舞踊が踊られていたその形や雰囲気を忠実に伝承することを
心がけて踊っている』という事をお話ししてくださいました。

もちろん、人それぞれですから、どの様に考えて踊ってもいいと思います。

踊りは海のように広くて深いものですからね。

正解などはないのだと思います。


私が何をお話ししたいかというと

心のあり方(考えている事)は、そく踊りに反映されます、という事です。

不思議ですね。語ったり、書き記したものなどから
その方の人物像や考え方を察する事はさほど難しくはないと思うのですが、
ダンサーはしゃべるわけではないのですものね。


なぜ、踊っているのか?


いったい何の為に踊っているのでしょう?



きっと、その方の踊りが話してくれます。


たぶん意識などしなくても
「誰かの踊りを好きという事」は、その様な事もひっくるめて
好きになっているのだろうなぁと思います。
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by kuchipudi-keiko | 2008-03-26 06:37 | インド舞踊