2013年 09月 30日
インド舞踊考ーダンサーのモチベーション
秋の季節は、ここ日本ではチェンナイのディッセンバーシーズンのようなもので
そこらじゅうで、インド舞踊や音楽に親しむ機会があります
あまりに多すぎて、行こうと思っていたものの半分も行けないのが残念ですが。。。。。
さて、たまに自分が踊る立場でなく、いちオーディエンスとして舞台を拝見すると
改めて色々な事を感じます
やはり「いきいきとエナジティック」に踊っている方が素敵だったなぁと印象に残ります
もちろん、ダンスの技術面で上手いとか下手とかは大事なのですが
それにプラスして、ダンサーのアートに対する現在のモチベーションの高さが
とても重要だと思いました
そして、それが観ているものの心に響く根源なのだと確信します
人によっては、それを「いきおい」だったり「ダンサーの旬」として捉えることでしょう
また、人によっては「踊りの深み」と感じるかもしれません
どれだけ、どの様に、このインドの芸術を愛しているか
インド舞踊家としてどのようにインドと繋がっているか
そのダンサーの気持ちや行為が、モチベーションをぐっとあげます
インドの古典舞踊はそんなにたやすく習得できるものではありません
私も20年以上携わっておりますが、やればやるほど
学ばなければいけない事が増えてきます
でも、それをどんどんこなしていく事が、私自身の踊りに対するモチベーションになっています
色々な困難も「発見し、稽古し、習得し、また発見する」スパイスなのだとわたしは感じています
どんな時でも、どんなところでも、どんな状況でも
自らを開放して「フルエナジー」で踊りたい、そのようにあらためて強く思いました
by kuchipudi-keiko
| 2013-09-30 10:57