http://www5e.biglobe.ne.jp/~kutcheri/インド舞踊家の私のインドと日本での見たり、聞いたり、考えたり

by kuchipudi-keiko

インド舞踊考

この間、たまたまお目にかかった他のインド舞踊の先生のディサイプルの方から
質問を受けました

お話しを要約すると
「私がなかなか上手に踊れないのは
小さいころから他の踊りなどをやっていなかったからだ・・・
とよく言われるのですが、そうなのでしょうか?」

という事

うーーん、踊りを拝見した事がないし、一概にはそうであるとか、そうでないとかは言えないお話ですよね

例えば、小さい頃からバレエなどを勉強していれば
股関節の可動範囲などは広いであろうとか、想像はできますけれども

基本、踊りにはその踊り特有に多用している身体の箇所があって
それによって、身体の筋肉のつき方が違ってきます

ですから、一般の習い事程度の水準でいうなら
もちろん、何らかの形で身体をトレーニングしていた人の方が
動きのコツをつかむ事も容易であろうと思うのですが
それらのトレーニングが直接インド舞踊の身体の使い方とリンクするかどうかは疑問です


インド舞踊には
独自の身体の使い方がたくさんあります


また、それはたくさんあるインド舞踊の種類によっても
その種類の中の流派、もちろん教える先生によっても、違いがあります


先生はその生徒さんの段階にあわせて
踊りをコレクトするときに注意をするべき項目というのを
重要な順番にチョイスして、徐々に教えていらっしゃると思います

その人その人で、時間はかかっても
身体の使い方のコツの習得や身体そのものの運動能力などは上達していくと思います


その生徒さんの質問に答えになるような形で…
もし私がひとつだけダンサーとしてもちうるべき才能をあげるとしたら
多分…音楽的才能をあげると思います

もっと具体的にいうならば「リズムのセンス」

鈴を足にまとって大地をスタンプして踊るインド舞踊家は
オーケストラの一部でもあります

簡単そうに踊っているフットワークは
技術と鍛練の必要な複雑なリズムの構成でできている事が多くあります

手の出し方や足の運びなどは
その流派やダンサーによっても変化していきます
ですから、この形が絶対であるということはなかなか言うことができません

一方、それに対して踊る上での絶対必須条件、ダンスを踊る時に必ず守られていなければいけない規則が「ターラム(リズム)」です

ですのでやはりダンサーとして「リズムのセンス」は最重要であると感じるのです



まずはターラムの粋を体感し理解する為にも、そして踊りを楽しく踊れるようになる為にも
音楽(私達の場合は特に南インド音楽)をたくさん聞かれた方がよいと思います

音楽に聴きいっているうちに、宇宙の鼓動とシンクロする感覚を感じる事があるかも知れないですよね
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by kuchipudi-keiko | 2010-10-20 10:53 | インド舞踊 | Trackback
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